2019年大阪府知事選挙・大阪市長選挙に関して、維新信者がツイッターでデマを振りまき、それを維新市議・佐々木りえがリツイートしているというとんでもない事件が、2019年4月4日に発生した。
【拡散希望】
ここまでやるか共産党。
大阪市内の期日前投票所に張り付き投票所に訪れた有権者に対して、『市長が吉村で知事が松井』と間違った情報をわざわざお一人お一人に言って混乱させているそうです。#市長には松井 #知事には吉村 です。
大阪市民の皆さん、共産党に惑わされないで下さい。— 🌻向日葵@尼崎🌻 (@himawari5981) 2019年4月4日

維新信者のデマツイートと佐々木りえのリツイート(2019年4月4日)
こんなもの、あからさまな作り話によるデマだと断定してよい。選挙妨害レベルではないか。
- 具体的な時間や場所などの目撃情報が示されていない。
- 仮にそんなことをしている者がいたとしても、それが「共産党関係者」という証拠がない。
- だいたい共産党がそんなことをするメリットはない。
- そんなことをする人手があれば、当落線上の候補者も多い共産党の市議候補・府議候補の宣伝活動や事務所での作業手伝いなどに充てるのは、「中の人」でなくても容易に想像できること。
- 無効票を増やしても共産党が得をするわけではない。
- また期日前投票所に足を運ぶ人は維新への投票を考えている人だけではない。小西・柳本両候補への投票を考えている有権者をも混乱させることになり、そんなところで嘘を流しても意味がない。
と、おかしな点はいくつも浮かび上がる。
デマにしても稚拙なたぐいのもの。
維新はいつもこれ
維新はいつも、この手のデマを振りまいている。ありもしないことをでっちあげる、作り話で自作自演、具体的な根拠も示さないまま「宣伝中に他党派・他陣営から暴力的行為や嫌がらせを受けた」(事件があったかどうかも曖昧だし、仮に何らかのトラブルがあったとしてもそれが他陣営関係者と明確に判断できる内容は一切示さない)と騒いで被害者面するなど、しょっちゅう。
佐々木りえについては、3年半前の2015年11月の大阪W選挙時の事件を思い出す。
佐々木りえが選挙違反文書を住之江区内でまいていたという疑惑が浮上し、新聞報道された。

しかし佐々木は新聞報道されたその日のうちにブログを更新し、「宣伝中に対立陣営関係者から暴力を受けた」と騒ぎ、維新関係者がツイッターでその情報を拡散した。
しかし「暴力事件」とされるものの事実関係も曖昧。仮に何らかのトラブルがあったことは事実だと仮定した場合でも、単なる通行人同士のトラブルと受け取れるものであり、対立陣営関係者のしわざだと断定できる・少なくとも高く確信できるような根拠は、どこにも示されていなかった。
これは結局、自分の選挙違反疑惑の報道をごまかすために「暴力事件」をでっちあげて被害者面することで、選挙違反疑惑を曖昧にし、また対立陣営攻撃にも利用できるという二重の意味で悪質なものであると判断すべき内容だった。
2015年の事件に続いて、今回も選挙でもまたいい加減な根拠で他陣営攻撃。いい加減にしてほしい。