大阪市の存続に賛成。大阪市の廃止、いわゆる「大阪都構想」は、市民自治の権限と財源を奪う暴挙であり強く反対。

新型コロナウイルス「府県境またぎの往来自粛」:混乱を生み笑いものになっただけの維新首長

新型コロナウイルス問題で2020年3月19日夕方、松井一郎大阪市長と吉村洋文大阪府知事が突然おかしなことを言い出した。

「大阪府と兵庫県の府県境をまたぐ往来の自粛を呼びかける」。

「3連休 大阪府~兵庫県の往来自粛を」大阪府知事 呼びかけ

2020年3月19日 19時10分 NHKニュース

大阪府の吉村知事は19日夜、緊急の記者会見を開き、20日からの3連休、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、大阪府と兵庫県の間の不要不急の往来を控えるよう求めました。

この中で吉村知事は、20日から22日まで3連休の間、大阪府民や兵庫県民に大阪府と兵庫県の間の不要不急の往来を控えるよう求めました。

これについては、松井一郎大阪市長も「国の通達があった」として触れた。しかし「厚労省や大阪府に問い合わせたが、そんな通達は出ていない」という証言が、ツイッターで複数の人から示された。

真相はどうなのか

実際は、通達ではなく、厚労省から大阪府と兵庫県に対して「専門家から提案メモが示された」というもの。

吉村知事は批判を浴びてツイッターでそれを公開したものの、藪蛇になっている。

まず、「国からの通達」と「専門家からの提案メモ」では、効力は全く異なるものである。

一般的にいえば、専門家からの提案・諮問・意見聴取を受けて、地方自治体として施策を意思決定することはありうる。しかしこの件については、通達とメモは全く別の性質の文書なのに、故意に同じようなもの扱いして「通達があった」かのように言い立てたのは、ミスリードであり強い疑問を感じる。

しかも中身についても、大阪府の施策を正当化できるような内容は全く書かれていない。

新型コロナウイルス対策専門家メモ 出典:https://pbs.twimg.com/media/ETiIwP-UYAM-bqV.jpg

書かれているのは「大阪府・兵庫県全域」での対策についての提案。

大阪府・兵庫県内外での不要不急の往来の自粛を呼びかける。

これは普通に解釈すれば、「大阪府および兵庫県の両府県において、エリア内での不要不急の往来、またエリア内とエリア外をまたぐ不要不急の往来の自粛を呼びかける」というもの。

「大阪府・兵庫県の府県境をまたぐ移動のみを自粛する」という意味ではないと読める。

「大阪府から兵庫県(もしくはその逆)への移動」の意味も含まれているものの、「大阪府内・兵庫県内での移動」「大阪府・兵庫県から、京都府・奈良県・和歌山県など隣県への移動、またエリア外の遠方への移動」「エリア外の地域から大阪府・兵庫県への移動」も自粛するよう呼びかけると解釈できるもの。

しかし松井・吉村の両首長は、趣旨をねじ曲げて「大阪府・兵庫県の府県境をまたぐ移動」のみを強調している。

これでは専門家の提案を曲解して「専門家が言ってもいないことをいったかのように印象づけられた」ことになってしまっている。また兵庫県を攻撃・中傷し、地域対立や地域への偏見を煽るような形にもなっている。

一方で兵庫県の側は、この提案の趣旨を正しく解釈して県民に呼びかけている。

なぜこのようなことを

それではなぜ維新は、このような「日本語読解に難がある」レベルのことをしたのか。

この背景にはやはり、維新の「強権施策」「やったふり感」「敵を作って支持を得ようとする手法」「無策で都合が悪くなったことへの責任転嫁」などのおかしな体質があるといえる。

新型コロナウイルス対策では、2020年3月15日に近畿と周辺県の「関西広域連合」の知事・政令市市長が会しての対策会議が開かれたという。しかし大阪府・大阪市はいつものように欠席。

また大阪府では、橋下時代に公衆衛生対策を軽視し、「二重行政」の名目の元で府市の公衆衛生研究所を統合した上独法化した。このことが、新型コロナウイルス問題への対応の遅れの一因となったのではないかとも指摘されている。検査拒否件数も、大阪府が一番多いともされている。

大阪府では対応の遅れを背景に、大阪府から他県に移動した人が他県で感染を発見される事例が相次いだ。

これらの無策をごまかすために、大阪府にとっては隣接地域にあたる兵庫県南部でも別ルートと思われる感染が広がっていることで、大阪府での被害を低く見せかけるために兵庫県に責任転嫁しようとしたのではないかという見方もされている。

また、2020年3月22日投開票の大阪市議選中央区選挙区再選挙との兼ね合いも疑われる。この再選挙は元をたどれば、維新公認で当選した市議が選挙違反行為をおこない有罪確定・失職したことに伴う再選挙である。選挙違反の内容も、国政で問題になっている河井夫妻と全く同じ「運動員に規定以上の報酬を不正に支払った行為」というもの。維新はこの問題について、当該市議を公認した責任を曖昧にし、辞職勧告などもせず、再選挙にはしれっと別の候補を擁立した。批判をかわし維新候補への支持を得るための「目くらまし」として、それまでかたくなに否定してきた「給食費無償化」とともに、新型コロナウイルス問題を利用したのではないかともみられる。

人命や府民の健康よりも、維新の政局優先という態度、とんでもない。

ツイッターでは大喜利に

維新の手口は、大阪府の一部の人間はごまかせても、全国的には通じない。兵庫県を巻き込んだことで兵庫県をはじめ全国からひんしゅくの的になっている。

ツイッターでは「#翔んで兵庫」のハッシュタグができ、維新の愚策を笑い飛ばす大喜利が始まっている様子(笑)。

翔んで兵庫とは?ヒョーゴスラビア爆誕でネットでは大喜利に!「兵庫県民にはいかなごのくぎ煮でも食わせておけ!」
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「兵庫県民にはいかなごのくぎ煮でも食わせておけ!」突然誕生した #翔んで兵庫 のタグで思うさま大喜利を楽しむ兵庫県民の皆さん
まとめました。 更新日:3月20日18時20分
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